主人公五人が暮らしている館。三足鳥が作った特殊な空間で、境界に位置しているが世界に近接しているらしい。
主人公五人はそれぞれ私室を持ち、自分の意志で部屋の中を増築できる。そのため全ての部屋が異常な広さになっている。
館の玄関からは八つの島へ向かえ、これらの島々が物語の主な舞台となる。
世界には他にも島が存在しているが、三足鳥が重視しているのが以下の八つの島のため玄関からは直接向かえない。
それぞれの島は虚霧と呼ばれる魔物の住処に囲まれており、他の島へ行くには通常は虚霧の薄い箇所を対魔物用の船で抜ける必要がある。
そのため航海の危険度は高いが、一部では安全な海路が開拓されている箇所もあり、そういった島は人々の往来が盛んに行われ栄えている。
【人口】少ない | 【テラ値】60~50 |
【文明レベル】4 | 【玄関】ホノキョウ |
そこそこの人口とそこそこの自然に囲まれた島。
いわゆる田舎で農業や畜産が栄えている。また、観光業に力を入れている地域も多い。
ホノキョウがある南部は多少は近代的だが、北部では古くからの独自の風習を保ったままの地域もある。
仕事を求めて外へ出ていく者、スローライフを求めて移住してくる者など、島への人の出入りはそれなりに盛ん。
・ホノキョウ市
地方都市。大都会というほど栄えていないが町というほど地味でもない。
生活に必要な物はだいたい揃うが娯楽関係は薄い。そんな町。
【人口】多い | 【テラ値】70~60 |
【文明レベル】3 | 【玄関】アイ/メシエ/ヨト/ケンヨ |
中世的な文化の島。科学があまり発展していない反面、魔術に関する技術が発達している。
特徴的な社会が形成された原因は、島の近海が濃い虚霧に囲まれており他の島との交流がないことにある。ニナ島の人々はニナ島以外に島が存在しているのを知らず、自分達の文化が異質であるのも気付かない。
島自体は自然豊かなため人々はそれほど不自由なく暮らしているが、資源を求めて国同士での小競り合いは多発しており戦争に至る場合もある。
・アイ
北西の国イユルの町。
水が豊富で水都とも呼ばれる。
・メシエ
北東の国サンキの町。
魔術の研究が盛んで魔法都市とも呼ばれる。
・ヨト
南東の国アナミの町。
自然が豊かで豊穣の里とも呼ばれる。
・ケンヨ
南西の国ツチサの町。
治安が悪く貧民街とも呼ばれる。
ニナ島の住人の多くは魔術が扱え日常的に使用しているが、一部には魔術の才能がない者も存在する。そういった人々は社会的に迫害を受けるため、こういった地域で暮らす他ない。
【人口】少ない | 【テラ値】50~40 |
【文明レベル】4 | 【玄関】ニンコロ |
主に四つの島で構成された諸島。交易と船の運航が盛んで様々な場所から人が集まってくる。
東の大きな島がサンネ島でニンコロもここにある。西の小さめの島が、それぞれニシ島、ヒガシ島、ミナミ島と呼ばれる。
サンネ島には旭塔会の拠点がある。旭塔会は古くから造船及び船の運航に力を入れているため島には人の行き来が生まれた。
旭塔会が治安の維持にも努めた結果、サンネ島は安心して商売ができると評判になり、現在では商人達の交流の場となっている。
・ニンコロ市
世界各地から人々が集まる商都。
前述の通り旭塔会が目を光らせているため、
人口密度のわりに犯罪は少ない。
・ニシ島/ヒガシ島/ミナミ島
観光目的でサンネ島を訪れる旅人をもてなす宿泊施設が多い。
サンネ島よりは落ち着いた雰囲気となっている。
【人口】最も多い | 【テラ値】50~40 |
【文明レベル】4 | 【玄関】ハクヒ/ユタヒ/クシヒナズ/コンヒ |
八つの島の中で二番目に大きな島で、人が最も多く暮らしている。
いわゆる都会的な島で、自然より人工物が多く、国同士の大規模な争いもない。というのもチクシ島は海からの魔物の侵攻が古くから頻発しており、人同士で争っている場合ではないというのが大きい。これだけ聞くと危険地帯に思えるが、現在では対魔物用の武器の開発が進んだこともあり、魔物からの島への被害は少なくなっている。
長年魔物と交戦してきた人々の結束は固く、人同士の殺し合いはタブー視されている。しかし社会の裏では企業間の競争、敵対関係などは存在しており、犯罪行為も辞さない過激な組織も度々問題になっている。
・ハクヒ市
北部中央に位置するチクシ県の市。
西都とも呼ばれる。普通の町だが、それだけ平和だとも言える。
・ユタヒ市
北部東に位置するホウ県の市。
東都とも呼ばれる。富裕層が多く住む。
・クシヒナズ市
北部西に位置するコエ県の市。
チクシ島の実質的な首都で重要な行政施設が揃っている。
・コンヒ市
南部に位置するユウソ県の市。
チクシ島は南から魔物が侵攻してくるためコンヒ市では特に防衛に力を入れており、防衛都市とも呼ばれる。
【人口】最も少ない | 【テラ値】80~70 |
【文明レベル】2 | 【玄関】クラトト |
原始的な島。住人は科学より自然を尊び、独自の風習を持つ地域も多い。保守的な考え方が根強く、自らの意思で外の島へ出て行こうとする者は稀。余所者を激しく警戒する部族もおり、島へ上陸するだけでも危険が伴うため一般人は立ち寄らない。
厳しい自然に囲まれているが、島民の協力を得られれば探索は容易くなるため、同じく未開の島であるトキツ島よりは探索難易度が低めとされている。
島の中央には綺麗な円形の湖が存在し、聖なる泉として島の人々から信仰されている。
・クラトト
断崖の村。円形の湖がよく見える位置にあり、島の中でも特に湖への信仰が盛ん。
イワザ島の上陸地点に近いため住人達は余所者に慣れており、それなりに好意的。
【人口】少ない(推定) | 【テラ値】30~20 |
【文明レベル】5 | 【玄関】サシュイ |
長年島内で戦争を続けている島。あまりに長く争っているため住人達は戦争が始まったきっかけすら知らない。
北部と南部に別れて争っており、中部は主戦場となり近づけない状態となっている。島への出入りは厳しく規制されているが、南部については特別な許可を得た者はサシュイから上陸できる。
戦争が続いた結果科学が発達しており、八つの島の中で最も優れた科学技術を持つ。戦闘は無人の機械が行う場合が多いため、住人は意外と危機意識がない。
・サシュイ市
シン島と外部を繋ぐ数少ない正規ルート。港町とも呼ばれる。
北部からの侵入者を警戒しており、出入りするものは人物荷物問わず厳しくチェックされる。
【人口】少ない | 【テラ値】40~30 |
【文明レベル】4 | 【玄関】サタビ |
娯楽に特化した島。ありとあらゆる楽しみを兼ね備えており、島全体が遊園地のようだとも称される。
表向きは明るく健全な島だが、その裏では危険なギャンブルや違法な物品の取引も行われており、不用意に人気のない場所へ行くのは命取りになる。サタビ島を仕切っている組織自体が違法組織だという噂も。
サンネ諸島に次いで人の出入りが激しい島で、旭塔会のお膝元であるサンネ島では取り扱えないような怪しい物も堂々と販売されている。
・サタビ市
サタビ島の主要都市。行政機関もここにある。
夜でも明るく人通りも絶えないが、島全体が娯楽施設であるサタビ島では静かな方。
【人口】不明 | 【テラ値】80~70? |
【文明レベル】2 | 【玄関】ミコア |
未開の島。八つの島の中で最も巨大とされているが正確な広さは判明していない。
魔物が多数生息している島で人は住んでいなかったが、上陸地点にミコアが出来ると徐々に存在が周知され人が集まりだした。
ミコアは西部に存在し、その周辺には開拓者の作った小さな町があるが、東部へ向かうにつれ人里は無くなっていく。東へ進めば進むほど強力な魔物と不可思議な現象により調査は困難を極めるが、貴重な資源や多数の遺跡も発見されているため探索を志す者は多い。
・ミコア
トキツ島の上陸地点にある町。始まりの町とも呼ばれる。
町としては小さいが未開の島であるトキツ島では最も人口が多い。
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