世界を守る千年使徒の一人。序列五番。情報担当。

　めんどくさがりを装う小心者。基本的に前線に立たず雑務をこなしている。

　一人で気ままに過ごすのが好きだが孤独になりたいわけではない。なんだかんだ言いながら付き合いは良い。悪い言い方をすれば意志薄弱で、人の意見に流されやすい。

　身の回りの整理整頓を疎かにしがちで、特に寝室は物置と化している。普段はリビングのソファで寝ている。自身のことにも無頓着で、不健康なジャンクフードを好み、身だしなみも適当。

　常日頃から怠そうな態度で言動も雑だが、仕事はきちんとこなしている。仲間からの細々とした頼み事も積極的に引き受け、文章入力から車での送迎まで幅広く行う。クールを気取るが褒められると分かりやすく張り切る。ただし悪筆なため手書き作業を頼むのは非推奨。

　人嫌いというほどではないが見ず知らずの人物と話すのは苦手。気弱に見えるため、初対面の相手から能力を不安視されることがある。すぐ怯えるのもあって舐められやすく、不良などに絡まれると高確率で厄介ごとに発展する。

　世界を守る千年使徒の一人。序列三番。霊魂担当。

　困っている人を放っておけない性格で苦労が絶えない。無駄な殺生を嫌っている。

　基本的に善人で、使徒の中では最も常識人。他者の考えを等しく理解できるため、使徒の中で意見が割れた場合は最終的な決断を任されることが多い。

　身体の傷が原因で自分は可愛くないと思い込んでおり、女の子らしくするのに苦手意識を持っているが、本当は可愛いものが好きでオシャレもしたい。自身へ向けられる恋愛感情に対しては異常なほど鈍感。

　心の底から他者へ同調したり労わったりできるが、それが原因で合理的な判断を下せず、敵に情けをかけて事態の悪化を招くことがある。三足鳥の啓示によっては非情な行動を迫られる場面もあり、正直苦痛に感じている部分もあるが、世界を守るためなら仕方ないと考えている。自分を犠牲にしてでも他者を助けようとしてしまう。

　今までの様々な罪悪感から自分は幸せになってはいけないと無意識に考えており、自ら厄介ごとに首を突っ込み負担を背負うという精神的自傷行為を繰り返している。

　世界を守る千年使徒の一人。序列四番。医療担当。

　仲間に優しく他人に厳しい。特に悪人が大嫌いで人扱いしない。

　真面目すぎ、潔癖すぎる。使徒の四人を第一に行動する反面、他者は死んでも構わないと考えている節がある。どんな相手にも敬語で接しているが、礼儀正しいのではなく距離を置くのが目的。

　仲間に深く依存しており、仲間を傷つけられると激昂し不安定な面を覗かせる。が、仲間以外の物事に対して抱く感情は希薄。日常生活に支障をきたすほどではないが、マズい食事を平気な顔で食べたり 、乗り物を運転する際に異常な速度を出したりする。その一方で他人の手料理が苦手だったりとナイーブな一面も。幸い、身内が作った料理や既製品は平気。

　着衣に窮屈感を覚えるタイプで、特にネクタイを嫌っている。しかし医師という立場上フォーマルな格好を強いられる場面は多く、定期的にネクタイを締める機会がある。苛々が頂点に達するとネクタイを引き千切ってしまうため、その度に買い直している。本当は靴も嫌い。

　世界を守る千年使徒の一人。序列一番。開発担当。

　自己中心的な現実主義者。兵器製造に熱心だが、戦いを終わらせるための力だと本人談。

　やりたい物事へ正直に行動するが、飽きればあっさり辞めてしまい次の興味に移るということを繰り返す。軽い振る舞いで過ごしており、その言葉は無用に他者を傷つける場合がある。見た目が少女のため部外者から侮られるケースが多いが、遠慮なく言いたいことを言い放ち、やられたらやりかえす彼女の行動に振り回されれば大抵は認識を改める。

　生物より機械の方が優れているという思想を持つ。しかし機械の進化には人との共存が不可欠だと考えており、機械単独の世の中は望んでいない。プライドが高いが、自身の間違いが明らかであれば言動を改める柔軟さも持ち合わせる。

　常に物事を一歩引いた立場から見ており、現在よりも未来を重視し、個人より全体を優先するべきだとしている。ただし自身のことになるとその限りではない。

　世界を守る千年使徒の一人。序列二番。雑務担当。

　いまいち世間からズレており空気を読むのが苦手。無感情に見えるが心はある。

　良い意味でも悪い意味でも素直な性格で、ストレートに言葉を受け取るためお世辞が分からず騙されやすい。罵倒も真正面から受け取ってしまい、密かに悩んだりしているが外見からは判断できない。一応常識はあり、周囲との感覚のズレも理解しているが、どうすれば良いか分からない。

　他者の気持ちに共感することができず、仲間に対しても淡々とした接し方をしているが、自分を認めてくれている彼らへは親しみを抱いており、決して邪険には扱わない。評価を他者へ依存しているため褒められると安心する。

　大柄な体格と得体の知れない雰囲気から部外者からは警戒される場面が多いが、本人は威圧しているつもりはない。むしろボンヤリしているケースが大半で、よほどしつこく攻撃されない限り怒らない。感情の起伏は緩やかで大人しいが、故に何を考えているか分かりづらい。